結婚式 Q&A なんでも辞典

新婦がブーケを持つ理由

バラのブーケ

結婚式に欠かせないアイテムのひとつに、ブーケがあります。主人公でもあるお嫁さんが必ず手にしていますが、なぜこちらのアイテムを持つのか疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

もともと、ブーケではなく花冠を頭に乗せていたことが始まりでした。この花冠はミルテの枝が使われており、この木は祝いの木と言われております。このミルテの枝とともに、オレンジの花も一緒に飾られていましたがこちらの花はギリシャ神話で登場しています。ギリシャ神話の中で、登場する女神が新郎と結婚した際にオレンジの花を贈ったと言われています。こちらの女神は、結婚や出産を守る守護神だと言われておりオレンジは実をたくさんつけるため子宝に恵まれるという意味もあります。

また、ヨーロッパでは婚約を交わした男性が女性に毎朝花束を贈る風習が一時期ありました。それがいつからか、結婚式の朝に新郎が新婦へ花束を贈るという形になったのです。この逸話が、ウェディングブーケの由来だと言われています。また、プロポーズをする際には男性が自ら花を摘み女性に結婚の申し込みをしていたのです。女性が結婚をしても良いという合図を、その花束から一輪抜いて男性の胸ポケットに差し込むこと由来のひとつだと言われています。

このように、結婚式には諸説ありますが非常に奥が深いということがわかります。